天を衝く槍



そしてジルは「ついて来て」と言い、歩き出した。


「……どこ行くんですか?」


「そんな警戒しなくても、シローの部屋に行くだけだって」


――何故ジューシローの部屋?


私は眉を寄せた。


「んじゃぁ、シローの部屋は上の階の6号室だからそこで待ってて」


彼はそう言って下りる方のエレベーターに乗ってしまった。


「……え…」


私はエレベーターの前でぽつんと一人、取り残されたようだった。


――……そんなに変かな…


ふと、私は自分の着ている服を見る。


「……………………」