天を衝く槍



「いいいや、結構ですよっ」


私は全力で拒否する。


ジルはアルの恋人だぜ、恋人。


そんな彼の服を着るなんて、恐れ多い…。


彼はそんなことを思っていることを察したのか、「あ、そっか」と腕を組んだ。


「…………………」


どーしよ。


ジルの顔にそう書いてあった。


チラリとジルがギルを見た。


私とギルでは私の方が断然高い。


20cmくらいの差はある。


ジルは目を閉じて唸った。


そして、「あ。」と目を開けて、何か思いついたように言った。