天を衝く槍



「そう怯えんなってー」


ジルの陽気な声がこの空間に響いた。


「聖戦のことを知ったっても、お前らが出る幕ないし」


ヘラヘラと笑いながらオバちゃんのように手を上下に振る。


それはソンジュさんも知っているようで、彼は目を落としていた。


「聖戦は俺らで終わらすから」


気にしないで、とフィーネさんは言った。


「………………………」


……だったら、何故それを私たちに伝える?


彼らが独自でするのなら、私たちに関係がないのなら。


それは彼らが黙ってても問題はない。


今まで隠してきたように、これからも隠し通せばいい。


どういうこと?


何で今なの?


聖戦が近いから?


それとも、負けて死んじゃうかもしれないから?


負けて、有言不実行になって、次の聖戦に出て仇をうってほしいから?


彼らが私たちに伝えたいことは何?