「で、実際、プロヴァーレって誰なんだ?」
気を失ったリャノをジルがどこかに連れて行って、戻ってきた時、ラガーが言った。
「僕、ジル、ジューシロー、ギルの四人だよ」
え、四人?
「ヨースケは?」
アルも同じことを思ったのか、気の抜けたような声が隣からした。
「ヨースケは僕らとは関係ないよ、全く」
まるで安心して、とでも言うように彼はアルに微笑んだ。
「ただ、目がいいから指南役についてもらってただけ」
フィーネさんはそう言い、他にある?と先ほど言ったように、質問にすべてこたえるという姿勢を示す。
それはそうと、彼が言っていたことはトレーニングルームのことだろうか。
前に行った時、ヨースケが真剣に手合せしている彼らを見ていたから。
ふとヨースケの方を見てみると、彼は睨みつけるように腕を組んでシロさんを見ていた。
利用されたのが気に入らないのだろうか。
それとも、彼らがプロヴァーレだということを知らなかったのが気に入らないのだろうか。
そんなことを思わせるような顔つきをしていた。


