天を衝く槍



「そっか…」


アルは私が言い終わった後、安心したように息を吐いた。


まるで、良かったとでもいうように。


……どしたんだろ。


ふと、彼女がキョトンとしている私に目を向け、悲しそうに微笑む。


「……ジル達がプロヴァーレかもしんない」


「え」


アルが泣きそうな声で言い、空気がピシリと凍った気がした。


「………………………」


音が聞こえない。


さっきまでガヤガヤしていた音が聞こえない。


―—今、なんて?


ジル達がプロヴァーレ?


なんで?


「たちって……ジル〝たち〟って、誰…?」


分からない。


声が震える。


彼女が言う少し前、私はゴクリと固唾を飲みこんだ。


「フィーネさんとジルとギルとヨースケ、あと」


彼女が一旦、息を吐く。


「あと、シロー」