天を衝く槍



それから2日後。


ウルノの葬儀が行われた。


出席したのは彼と仲が良かった人のみで、私は無理言って参加させてもらった。


葬儀といっても、遺体を高温で焼いて骨になった彼を土に埋めるだけだった。


土葬をする土地が無いらしい。


「……………………」


周りを見渡せば、そこには数えきれないほどのお墓があり、彼で何人目になるのだろう。


「……なんで、あいつ逃げようとしたんだろうな」


リャノがポツリと呟いた。


「しかも正面からとか……バカだろ…」


彼の声が掠れている。


「……バカだろ…」


ふいに熱い風が私の髪を撫でた。


『ごめん、コウガ』


あの時、ウルノが言った言葉が木霊する。


『僕、もうダメだ…』


その言葉に私が気づいていれば。


「……………………」


妙に鼻が詰まって、視界がぼやける。


「俺ら、先戻ってんな」


リャノが私の肩をポンと叩く。


「……んで逃げんだよぉ…」


遠ざかっていく足音と共に、すすり泣くような音が聞こえた。


「ふ、う……うわぁぁぁああ!!!」


―—私が気づいていれば