「ジューシロー達は元気にしてっか?」
キールからそんな言葉が聞こえるとは思ってなかったのだろう。
「は?」
ギルが思い切り素っ頓狂な声を漏らし、思い切り顔を歪めた。
「ジューシローとヨースケだよ」
彼の言葉に、シロさんとヨースケがぐったりしている姿が脳裏を駆け巡る。
私はグッとフィシャールの柄を握る手に力を入れた。
「ごめんねぇ~」
キールはふざけたように、余裕そうに口角を上げ言う。
「黙れよ」
そんな彼の態度が気に入らなかったのか、将又、キールに謝られたことが屈辱なのかは分からない。
ギルが低い声で、まるで殺気を全てその言葉に乗せるように言った、その横顔が怖かった。
「あんとき俺、すっげーイラついててムシャクシャしてたからつい八つ当たりしちゃったんだよねえ」
キールはそんなギルに目もくれず、何故か私をじっと見ながら言い、最後にえへ☆と付け足した。
「…………………」
「…………………」
―—ムカつく
なんか、私の顔に青筋が浮かび上がった気がした。


