天を衝く槍


―—月光歴217年3月8日


ヨースケが帰ってきてから約2週間後。


あれからシロさんは未だに目を覚まさない。


ウルノとダラナはヨースケが戻ってきた頃には普通だった。


二人が骨折していることを除けば。


ラガーは意識が回復して少し包帯が取れたものの、一人で動ける筈はなく、車椅子の生活を強いられていた。


そして襲ってきたLunaがキールだったと発覚してから、任務中、彼に出会った者もいなければ、Lunaと接触した者もいなかった。


とりあえずここ2週間は何事もない。


何事もないのだけれど、私の心は晴れなかった。


〝何故?〟と自問しても、答えなどとうに出ている。


考える時間など十分すぎた。


その答えに達するまでの材料など十分すぎた。


だって私は―—