天を衝く槍



駆けていると、キンキィンッという金属音が聞こえて、黒と赤の布と白い布のような物が靡いているのが目に入った。


目を凝らしてよく見てみると、それは俊敏に動くヨースケだった。


白い服ってことはLunaだろうか。


-----キィンッ


ヨースケが何か大きなものを抱えたまま、白い服の金髪の男が持っている鎌を白い刀で受け止める。


そして再び彼の元に飛んできた鎌を受け流し、屋根を蹴って北へ駆ける。


ふと地を見ると、子供が不思議な顔をしてこちらを見ていた。


「ヨースケ!」


ジルが叫んで、彼のもとへ行く。


私はジルとヨースケを接触させまいと、鎌を振りかざしている白い服の男の前に立った。


「!」


私がこんなことをするとは思ってなかったのか、それとも急に表れた私に驚いたのか。


男は目を見開いた。


そしてすぐに、目を細めて振りかざした鎌を私目掛けて落とした。


-----ガッ


それを柄で受け止めると、少し火花が散った気がした。


―—重い


私は眉を顰めた。


そして私はがら空きになっている男の体に回し蹴りを決め込む。


無論、両手が塞がっていたのでやりにくかった。


男は私にそんなことをされるとは微塵にも思ってなかったのか、思ったより結構吹っ飛び、地面に叩きつけられた。