「あら、久しぶりに会ったのに相変わらずつれないわね。ジューシロー」
彼女が妖艶に笑う。
「彼岸花の餌食になりたいの?」
「できれば葡萄に喰われたいわね」
「……悪趣味」
シロさんは眉を顰め、気持ち悪いものを見るような目をして吐き捨てた。
「で、何の用?」
「今日はあんた達と遊びに来たんじゃないの」
彼女はそう言い、自分は戦う気はないというアピールをする。
この女の人が分からない。
私の頭の中で彼女がいっぱいになった。
「兄妹を探しに来たのよ」
彼女の言葉を聞いて、シロさんの目が鋭くなった。
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