恋愛流星群


 気付くと、すぐ側にまで駆け寄ってきていた高原。
 俺の手にあるものをその手に取ると、大事そうに包み込む。

「ありがと〜、先生!」

 そう言って踵を返す高原。心なしか、その後ろ姿は、肩を震わせているように見えた。

 ――――ドクン

 いつかと同じ、一際大きな鼓動。
 その鼓動の理由を、俺は今まで否定し続けてきた。

 それでも。思考と裏腹な行動を取る、俺の身体。