俺達の学園戦争~始~

顔を上げれば綺麗な顔が間近に見えて、妙に緊張…。


そのまましばらくの沈黙が二人の空間に訪れた。


「えっと、その制服…
桜一高なんですか?」

沈黙を破るように話かければ、彼女は微笑んだ。


「はい。
今日からなんですけどね。」


そういって彼女が指差す名札には一年を表す黄色のライン。


俺のにも同じラインがついているのですぐに理解した。


「あ、俺もです。
タメですね!」


俺の言葉を聞いた彼女は顔を輝かせた。