「俺が、なんだって…?」 「げっ。竜太郎、いたの⁈」 「けっこう前からいたよ?ってそれより、俺が、なんだって?」 「な、なんでもないです…。」 今の忘れてください…。 「まぁ、いいか!」 竜太郎は、そう言って空を見上げた。 つられて私も顔をあげる。 眩しいほど青い空。 桜のつぼみが、ふくらみかけてる。 …もう、春だもんね。 竜太郎が口を開いた。 「俺さ、お前にあげる物があるんだけど。」 「え、何?」