もう竜太郎のことなんか、気にしない。 幼なじみなんて、気にしない。 私はもう、あいつのことなんか、気にしてない。 ただの…ただの、幼なじみなんだから。 涙が、握りしめた手の上におちた。 ポタ…。 ポタ、ポタ…。 あいつは…。 …幼なじみ。 でも…。 やっぱり無理だよ…。 一番好きなのは…。 幼なじみの…あいつなんだから…。