オレはあきらめてノートに目を移す。 オレのは理屈で、竹内のは屁理屈。 それに竹内はもうずるがしこいっていうか、性格が悪いというか。 そんな竹内に口ゲンカで勝てたら、オレは竹内以上に性格の悪い男になってしまう。 それだけは、絶対に、いやだ。 それに、先生に聞こえないように小声でしゃべり続けたら、疲れてしまう。 竹内のほうに目をやると、その隣に座っている岡崎未来と目があった。 岡崎は、竹内を見て、またオレを見て、困ったように笑って見せた。