「それにしても、姉さんがオレの部屋に来んのって珍しいよね?何か用事でもあるの?」 目が見えない姉さんが、普段使うのは、自分の部屋と、応接間だけだ。 姉さんは、それには答えずに、言った。 「あともう少しでバレンタインね。」 「あぁ…。」 そういえば、そうだったな。 姉さんが微笑んだ。