と、机に頭をのっけて寝ようと思ったら未来が声をかけてきた。 「ねぇ、竜太郎!」 「…なんだよ。」 邪魔されたことで、俺は今ものすごく機嫌が悪い。 「あのさ、結局、どうだったの?クリスマスプレゼント、沙由里ちゃん、喜んでくれた?」 「あぁ…おかげさまで。」 あの時の沙由里の顔は、一生忘れないだろう。 「ふうん…。」