「じゃ。それだけ。いちおう伝えておいた方がいいと思ったから。」 立ち上がって、竹内に背を向ける。 竹内といると、岡崎の顔が目にうかぶ。 竹内は岡崎の親友だからか? 「あ、そうだ。」 オレはあることを思い出して、ふり返った。 「岡崎、お前のこと、心配してたぞ。」 「え?未来が?」 「ああ。いい親友を持って幸せだな。」 …本当に。