「でも東野君の彼女、竹内りえさんだっけ?あの子は編み物得意だったよね?もらうんじゃないの?」 わたしが言うと東野君は一瞬動きを止めて、そしてゆっくりと首をふった。 「え?な、なんで?」 「オレ達、別れたんだ。」 え⁈ 「って何で⁈」 「いや…。」 東野君が言いにくそうにわたしを見た。