キープアウト!

あたしが、そう言った時だった。

「あのー、すみません」

テーブル席から声をかけられた。

「はい?」

あかねが振り向いた。

「良かったら、一緒に飲みませんか? 男三人で飲んでてもわびしくて」

それは、"ナンパ"というものだった。

「どうする? 樹里? 右端にイケメンがいるけど」

あかねが声をひそめた。

「えー…面倒くさい」

あたしが渋っていたら、

「オレたち、カウンターに移動するから」