キープアウト!

「こんばんは」

当然、二人の会話は弾むはずもなく…

「佐伯くん、風邪でもひいたかと思って、わざわざ寄ってくれたの」

拓也に事情を説明したけど、どこか機嫌が悪い。

二人とも帰れ―!
と、追い出したい気持ちになった。

「じゃあ、オレ帰るから。邪魔みたいだし」

佐伯が邪魔を強調した。

「オレも帰るよ」

拓也が先に玄関を出て行く。

「おやすみ、樹里」