キープアウト!

車の中で謝る。

「いいよ。誘ったのはオレなんだし」

「でも悪いよ」

「気にしなくていいから」

「うん…」

佐伯くんが車のエンジンをかけた。

でも走らせることなく、あたしたちは話をしていた。

暖房がきいてきて次第に暖かくなってくる。

窓の向こうは、すっかり日が暮れていた。

「そういえば佐伯くんと話すのって、初めてなのにすごい話せた気がする」

「そう?」