今日は、久しぶりにあたしの家で亮二が泊まることになった。 亮二が珍しく、あたしの家に泊まりたいと言い出したからこうなったんだけどね。 「寒いけど、空気の入れ換えしてもいいかな?」 「いいよ」 あたしは、ほんの少し窓を開けた。 隙間から冷たい風が吹き込んでくる中、暖房をつけた。 「なぁ? 樹里?」 「何?」 「このアパート解約しないか?」 「解約?」 つまり、アパートを手放すということになる。