キープアウト!

「佐伯さん、座って下さいよ~」

あきらかに、佐伯狙いの女の子が可愛いらしい声を出して言った。

あたしと佐伯は、お互いに呆然としていた。

あかねは、あたしたち二人を交互に見ている。

「樹里」

佐伯が駆け寄ってきた。

「…合コンかな? 楽しんできたら?」

ヤバイ泣きそう。
どうしよう…。
息が詰まりそう。

「あのー、オレたち、明日も仕事なんで帰るから。また店で会ったら飲もうな」