「準君のいうとおりにしてよかったというか」

梨香子やめてくれ・・・

「幸せになれたよあたしも」

やめてくれ もうお前を忘れられたのに・・・
お前が俺からはなれていくのがつらい


「準君 いままで守ってくれてありがとう」

え?と俺は顔を上げた

「準君がいなかったらあたしはいなかった。 準君のおかげだよ」
俺は目にたまる涙を落とさんとばかりにしていた

「準君大好きだよ」

「・・・・幸せになれよ。泣くんじゃねえぞ いつでも俺が・・・いや旦那が守ってやるからな」



俺はそういい残してジャケットをつかんだ


「ちょっと準君?!」


「わりい仕事だから帰るわ! じゃあな!」


俺はできるだけの笑顔でサヨナラをした。

  

子供のころの記憶。 梨香子との思い出を思い出しておれは 
涙をこぼした。


梨香子が幸せになればそれでいい。
俺は今なら心からおめでとうが言えるはず。