「…きゃあああああっ!!!」
すげぇデカイ声が聞こえる。
「うるせ…」
耳を塞ぎながらゆっくりと起き上がった俺。
入口には目を見開いた母さんが立ってる。
「何」
「しゅ、愁がぁああ…女の子を…」
「は? あ…」
あんなおおきな声が聞こえたのに、平然とした顔で寝ている陽菜を見る。
「どした、杏…?」
後ろから父さんも覗きこんできて、また同じように目を見開く。
「愁…どうしたんだ、お前…。珍しいな」
「…や、友達だし」
「友達と寝たのか」
「寝たって…普通に寝ただけだけど」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…