冷血男子



 落ち着いたころに部屋に持ってきていたペットボトルを陽菜に渡す。




 着替えも俺の小さめのスウェットを貸してやった。







 陽菜も目が覚めたみたいで、気まずそうな顔をする。







「…ほんっっっとご迷惑おかけしました!! 許して?」






 長い髪を振り回してお辞儀した陽菜に笑いを堪える。





「だーめ、許さない」

「えー…」

「明日俺に付き合ってくれたら、まぁ許さないこともないけど?」

「…どこにでも付き合いますから」






 見事に乗ってくれた陽菜。
 




 単純だ、本当に大丈夫かよ。







「とりあえず今日は寝る…俺、眠いし」

「うん。じゃ、ソファ借りるね」





 頷いた陽菜は俺の部屋のソファに横になった。