冷血男子





「陽菜、俺ニートじゃないから」

「え!? そうなの…? ずっとそうかと思ってた」

「…ひでぇな」





 ごめん、と謝った陽菜はまだ机の下で繋がれてた手に力を入れた。






「で、何食うの?」

「えーっと…えーっと…」

「もういいわ(笑)オムライス二つとオレンジジュースも」





 必死に大きなメニューとにらめっこをしている陽菜を見ているのはいつまでも飽きないけど。




 彼方に限界が来るだろう。







「呑む?」

「いいの?」

「ん、いいよ。彼方、やっぱりオレンジジュースじゃなくてビール」





 頼んだ後、陽菜と今日の話をする。




「楽しかった?」

「忙しかったー。でも楽しかったよ」

「天使、写真撮ってねぇの?」

「撮ったけど…」

「ちょうだい(笑)」





 一瞬嫌そうな顔をした陽菜から無理矢理ケータイを奪って写真を自分のケータイに送った。