冷血男子




 うまそうな朝飯をダッシュで作ってくれた陽菜は、自分の準備はすっげぇ適当に済ました。





「なる君、お待たせ!」

「ん、行こうか」




 スプーンをくわえて2人を見つめる俺に、幸せそうな顔をしたあいつに、軽く息を切らせている陽菜。







 完っっっ然に俺邪魔だよな。







 扉の向こうに消えていく二人を見て思った。









 朝飯を食い終わった俺は、食器洗いだけして家を出た。







 特に行くところもなく、ぶらぶらする。






「家にでも帰るかぁ…」






 何か俺、フリーターみたいで嫌じゃん。