冷血男子


なる君に家まで送ってもらった私は、ロックナンバーを入力して家の中に入った。




「ただいまー」





 誰もいない家にいると言うことを考えるだけでも何だか悲しくなってきてしまう私はいつしか1人でも挨拶をするようになっている。






 こんな大きな家に住んでるのが間違ってるんだよね。






 ここでパパとママと暮らしてた時期も少しあった。






 その後すぐに海外に飛んで行ったけど…楽しかったなぁ。






 すごく温かみのある家族で。






 家族の大切さをとことん教えてもらった感じ。






「陽菜―? いる?」

「わ、どうしたの…?」





 急に後ろから声をかけられて振り向くと、冷血君。





「なんでいるの!?」

「なんでって電気ついてたから帰ってきたんだーと思って」

「なんでロック開けれるのよー…」

「ダメ?」