冷血男子




「誰か知らないけど…1人じゃないならいいや。俺帰る」





 そう言って美少年は玄関に向かう。






「あ、そうだ。陽菜には俺が来たこと言わないで」

「え?」

「……」

「…ん、わかった。お粥サンキューな」





 無表情で来て、無表情で帰って行った男。






 何者だよ…。






「あ、陽菜待ってるわ」





 急いでキッチンに戻り、お粥を持って寝室に入った。





「陽菜…?」

「…ん」

「大丈夫か?」

「寝てるとダルイよー」





 近くのテーブルにお粥を置いて、陽菜の額を触ってみる。





 全然熱いわ。





 大丈夫かな…。