米を炊くのに1時間かかった。
水の量どれくらい?
「お粥ってドロドロだし…多めに入れておけばいいか」
そんなことを言い、窯に水を大量に入れた。
「…え、誰」
水道水をじゃーっと窯の中にながしいれているときに後ろから声をかけられた。
振り向くと知らない美少年。
「いや、お前こそ誰だよ」
「俺は……別に。お前に関係なくね?」
とか言う。
「…つか、何やってんの?」
「…陽菜のお粥作ろうと思って…」
「お粥…? 水入れ過ぎだから」
「え、マジ?」
誰か知らない奴に「代わって」と言われ、素直に代わるとてきぱきと上手そうなたまご粥を作ってくれた。

