冷血男子





 それからは俺らは普通にショッピングモールに行って、見たい店を回った。





「あー…久しぶりにこんなに歩いたー」



 ベンチに座った陽菜が買ったものを眺める。




「買い過ぎ」

「教師って私服だから服はいくらあっても困らないからいいの!」

「ふーん…ちょっと待ってろ」



 そう言って陽菜の隣から立ちあがり近くの自販機まで歩く。






「ココアとか好きそう…」




 とか勝手に想像しながらココアとコーヒーを買った。





 釣銭を取って振り返ると、数人の女がこっちを見て何やら騒いでる。






「…最悪」




 小さな声でそう呟き横を通り過ぎようとした。





「あのぉ~」




 見事に声をかけられる。




「何」

「良かったら一緒にお茶でもしませんかぁ?」




 しません。