冷血男子




日曜日ということもあって、母さんたちも家を出てどこかに出かけて行った。




 俺らは、陽菜の家に寄ってから遊びに行く予定でいた。






「陽菜ー」

「ちょっと待ってよー」





 陽菜の家で俺に朝ご飯を食わせてる間に自分は準備を進めているみたいだ。






 朝飯を食い終わった俺は、陽菜のいる寝室に行き後ろから抱きついた。






「わ、ちょっとー…ずれるでしょ~?」



 アイラインを引いていた陽菜がむっとした顔で鏡越しにこっちを見る。





「んなの引かなくてもいいよ」

「だめだよー。目小さいんだから」

「…別に小さくないけど。じゃあ俺が引いてやるよ」




 そう言って陽菜からアイライナーを奪って、こっちを向かせる。





「い、いいよ!」

「えー、なんで」

「やり方分かるの!?」

「分かるし。父さんがよく母さんにやってる」