「そう?」





 微笑んだ陽菜の頭を撫でてから、抱き起す。




「自分で起きれるよー…」



 ベッドに座ってる俺の膝に乗せられた陽菜は黙っておれの首に腕を回した。






「…眠いよ」

「今日は俺に付き合ってくれるんだろ?」





 寝ぼけてる陽菜。





 じゃなきゃ首に腕なんて回さないし。





「着替えに家寄っていい…?」

「あぁ。じゃあ俺は準備してくるから。待ってて」

「はーい…」




 寝癖のついた髪を適当に陽菜を置いて部屋を出た。






 出たすぐそこにニヤニヤ顔の二人。





「…何してんの」

「陽菜ちゃんって言うのー? 可愛い♪」

「見てたのかよ」

「ううん、聞いてただけ」