<恋愛方程式の成り立ち>


「ごめんな」

成哉はあたしを抱きしめながら言った。

『え…⁇』

謝られるなんて思ってもなかった。

「アイツは…穂乃華(ホノカ)とは本当に何でもないから…」

穂乃華とは、成哉からハチマキをもらった子。
なんでもないとはいっても、穂乃華ちゃんは成哉のこと…

「お前絶対顔あげんなよ」

『え⁇…わっぷっ‼』

あたしは成哉の胸に押しつけられた。
あたしが押し返してもビクともしない成哉は、やっぱり男の子なんだって、思わせた。