<恋愛方程式の成り立ち>


『あの子とイチャイチャでもしてれば⁉』

思わず口に出た言葉。
でも、止まらなかった。

あたしだけが好きなんだって思うことがなにより悔しかった。

もう、辛いだけだよ…

あたしは思いっきり、玄関のドアを開けた。

「びっ…くりしたぁ。なによ、真莉愛」

『ただいま。』

「早かったわね」

『まぁ、』

「お風呂入っちゃいなさい」

あたしのお母さんは、昔から
あたしに何かあると、すぐには聞き出さない性格だった。

今のあたしにとって、それはすごくありがたかった。