<恋愛方程式の成り立ち>


成哉は、部屋に着くとやっとあたしの手を離した。

『成哉…⁇』

あたしの答えにも無視な成哉は、相当怒ってるのだろう。
12年くらい一緒にいたのに、ここまで怒ってる成哉を見たことはなかった。

〜♪♪〜♪♪
沈黙の空間に流れた音楽。
それは、あたしの携帯だった。

出ていいのか迷ってると、やっと成哉が口を開いた。

「なんで出ねーの⁇」

『え…⁇』

「出れねー相手だから⁇」

『ちがっ…』

携帯を見ると由奈からだった。