ペダルを思いっきり踏込み、自転車のギアを1段階下げる 時間を気にせずのうのうと歩いている栗毛の少年の隣を猛スピードで通り過ぎ、 坂の中盤に差し掛かったところでギアをもう1段階下げた 「もう、一息・・・」 運動不足の足が悲鳴を上げる これは1か月ほどあった春休み中、ろくに動こうとしなかった私への戒めなのだろうか 最初は軽くいきよいのあった自転車のペダルもとてつもなく重い