純白の君へ




中には




ユリがほどこされた、純白のピアノの置物が入っていた。



見るからに高そうで、一つ一つが細かく丁寧に作られていた。


私はしばらく、その純白のユリのピアノにみせられていたが、途中で疑問を感じた。