純白の君へ



「…すみません。もう少しいいですか?」


「…はい」


私は久しぶりの彼を見てなぜかとても嬉しくなっていたが、彼はとても必死で焦っているようだった。


彼はしばらくして息をととのえた後


「…これ」


といって少し小さめの箱を私の前に差し出してきた。
私は


「…開けてもいいですか?」

と聞くと静かに頷いた彼を見ておそるおそる箱を開けた