そんな彼を見ていると、何だか彼がかわいく見えてきた。
「…はい。じゃんじゃんきいてください。」
ついつい力んでいってしまい、恥ずかしくなって顔を真っ赤にしてしまった。
すると彼は
「ハハハハッじゃあ俺じゃんじゃんきいちゃうね。」
と彼は私がいつもドキドキしてしまう笑顔を私に向けた。
彼は申し訳なさそうに
「紫崎さん、申し訳ないんだけど…歳はいくつですか?」
と彼は本当に申し訳なさそうに聞く
「全然申し訳なくないですよ…歳は21です。」
「やっぱり若いね。予想以上に若かった。ちなみに俺は24だよ。君からみたらおじさんだね。」
と彼は笑った。
「いえいえ。おじさんなんてとんでもないです。」
といつの間にか緊張はほぐれていた。

