私が席に着くと
「紫崎さんは何がいい?」
と彼は気をきかせてくれた。私は
「アイスレモンティーで…」
と定員さんに頼んだ
本題は彼から切り出してくれた。
「…あの…本題なんだけど…紫崎さんは俺のどんなことが気になるの?」
と彼は少しうつむきながら聞いてきた。私は単刀直入にそう聞かれてしまうと、全然わからなくなってしまった。
「………………」
しばらくお互い無言が続いた。
また話しを切り出してくれたのは彼からだった
「…じゃあ…俺から聞いてもいい?」
「……えっ……」
「……俺から…紫崎さんに聞きたいこといっぱい…聞いてもいい?」
とかれは耳を真っ赤にさせながら聞いてきた。

