あなたの体温で癒して・・・②

「もう、孝明!」

真っ赤な顔でオレの肩を

ポンポン叩く美晴。

「せっかくの結婚式。

今夜は、結婚初夜ってとこ?」


・・・

オレの言葉に、

何も言い返せなくなった美晴は・・・

「お・・・

お手柔らかに・・・」

小さな声で、

オレの耳元で囁いた。

・・・

「ヤダよ」

「え?」


「こんなに素敵な夜なのに、

オレの気持ちは、最高潮」


「?!」

「覚悟しろよ?」

「・・や、ヤダ」


・・・

ジタバタする美晴を、

お姫様抱っこのまま、

寝室へと導いた・・・