・・・

長いこと待っていると、

・・・

突然開いた、

玄関側のふすま。

・・・

まるで、

おとぎ話から

飛び出してきたのかと思うほど、

フリルのたくさんついた

可愛らしいドレスを着た

美晴の姿。

・・・

驚いてる俺に対して、

南ちゃんママと、

何かを言いあっている美晴。

・・・

その言葉は俺には聞こえないが、

笑っている美晴が、

さらに綺麗さを、

際立たせる。

・・・

ヤバい。

惚れ直した・・・

・・・いや、

初恋の時のように、

胸がドキドキしていた。