「オレさ…

早く、子供が欲しいんだけど?」


「?!」


平然と答える孝明。

・・・

真っ赤になる私。


「…ダメ?」


「ダメ・・・じゃない」

・・・

赤くなりながらでも、

まんざらでもない私。

・・・

私の答えを聞いた孝明は、

クスッと笑って、

私を抱っこしたまま、

・・・

寝室に連れて行った。

・・・

寝室では、

私と孝明のかすかな声と、

吐息だけが、

響いていた。