「オレがこの島に残ることを決めて、

美晴もオレと一緒に、

ここにいるって決めてくれた」


「・・うん」


「それは本当に嬉しい。

ありがとう」


私は首を左右に振る。


「オレは、

今までも、

これからも、

美晴を見守り、支え、

愛していくと誓うよ」


「・・孝明」


「一生、美晴が笑って過ごせるように、

全力で・・・

だから、オレと

結婚してください」


・・・

その言葉を、

私はずっと待っていた。

・・・

愛しい、愛しい、

あなたの口から、

その言葉を聞きたかった。