「ちょ、ちょっと!

南ちゃんの前で」

・・・

慌てる私。

・・・

落ち着いてる孝明。

・・・

それを見守る南ちゃん。

・・・

「南ちゃん」

「は、はい」

・・・

初めて見る孝明の真剣な顔に、

南ちゃんは緊張。

「今から言う事よ~ッく

聞いといてね?」

「は、はい!」

頷いた南ちゃんを確認した孝明は、

少し微笑んで、

頷いた。


「美晴」

「は、はい」

南ちゃんに、負けないくらい、

緊張してる私。

「一度しか言わないから、

よく聞いて」

私は黙って頷いた。