島は人口もそう多くない。

・・・

噂なんかは、

すぐに広まる・・・

・・・

「南ちゃん」

「なあに?」

「南ちゃんは、

オレがここにいる方がいい?」

・・・

オレの質問に、

満面の笑みを見せた南ちゃん。

「当然!!

孝明先生が来てから、

この島のみんなが、元気になったよ?

それに、美晴お姉ちゃんだって、

皆の笑顔の源」

・・・

「そうか・・・

じゃあ、きっと

大丈夫。

南ちゃんの気持ちは、

オレにも、美晴にも、

ちゃんと届いてると思うから」


「じゃあ、いるの?」

・・・

オレは微笑んだ。