・・・

最後に私はこう告げた。

「私は、どこにでもついていく。

孝明が嫌じゃないなら。

ここに残ると言う選択肢もあるけど、

もう一度、むこうで、

少しでも頑張りたい

と思う意思があるなら、

向こうで頑張ってみてもいいと思う」

・・・

「オレの為に色々考えてくれて、

ありがとう」


「ううん・・・

孝明はいつだって、

私の事ばかり考えすぎ。

今回は、私抜きで、

自分がどうしたいのか、

よく考えてほしい」


「ああ。わかったよ」

・・・

お互い、

言いたいことは、

すべて言ったと思う。

だから後は、

孝明の気持ちだけ・・・

私はそれを待つだけ・・・